クリアリングは強力なヒーリングですが、実はどうしても超えられない一線があります。
それは「ヒーリングを受ける方が許可していない領域」です。

これはクリアリングに限った話ではないのですが、
その人間が「自分はこうしたい」「こうしたくない」と決めていることに関しては、例え神様であっても勝手に変えることはできないのです。

まあ、本人が望んでいないのに、勝手に変えられてしまっては困りますからね。当たり前といえば当たり前なのですが。

トラウマやショックな体験により生じたネガティブな思い込みが、強固な刷り込みになっている場合、その方の表面意識では
「早く変化したい!そのためには何でもする!」
という前向きな気持ちでいても、意識の深い部分では
「絶対に変わりたくない。」
と真逆のことを望んでいることが多々あります。

そのような場合、いくつか対処法があるのですが、そのうちのひとつとして
無理に変化を促すためのセッションを押し進めるのではなく、あえて「はっきりとしたテーマを決めずに行うクリアリングセッションを淡々と続けていく」ことで、ある時いきなり状況に変化が起きることがあります。

はっきりしたテーマを決めない理由は、深層意識で意固地に(?)がんばっているもう一人の自分を「油断させるため」です。

「緊張で人前で話すことが苦手」だった方から、このような近況報告をいただいたので匿名で紹介させていただきますね。
(ご本人様からの了承を得た上で掲載しています。)

【 男性(社会人)】

今日私の嫌いな研究の時間でした。なぜならグループワークや人前での発表は大の苦手だからです。
頭の回転が悪く話についていけず、何か発言しないとと思って焦りいざ言うとちんぷんかんぷんな発言でスルーされ、恥をかくことしかありませんでした。
また、発表も緊張のあまり「あの人はいったい何が言いたかったのだろう?」という雰囲気を残した終わり方になってしまっていました。ところが今日はそんなことはなく、発表者にもなったのですが、「しっかりまとめられて上手でした」と今までの私では考えられない結果でした。
発表がうまくいくととても気持ちが良いです。
長いことクリアリングを繰り返して頂いた結果だと思います!
ありがとうございます。

 

この方とは、この近況をいただく少し前に(LINE通話によるクリアリング報告時に)お話をさせていただいているのですが、その時すでにいつもと違うリアクションの変化が感じられました。そのうちの一つとして「子ども時代のご両親との話題になると、必ず睡魔が襲ってきて、会話が進まない現象」というのが、それまではあったのですが、それが一切起きなかったのです。

「突然睡魔が襲ってくる」のは睡眠不足が原因とは限りません。意識下の深い部分で「避けたい」と思っている事柄が話題にでてくると、それまではハキハキしていたのに、その瞬間に寝落ちしてしまう現象が本当に起きるのです。
眠くなることで、その事柄に意識を集中させることができなくなりますから、このようにして、自分で自分の変化を妨げているわけです。

この方は「緊張して人前で話すのが苦手」を克服するため「話し方講座」に通うことを検討されていましたが、わたしの見立てでは、「人前で話す」ことも「物事をわかりやすく説明する」ことも、実はどちらもこの方の得意なことだと感じていました。
ただ深層心理にいるもう一人の自分に邪魔をされているだけなのだと。

そうなると、いくら「話し方講座」でスキルや心構えを学んでも変化を起こすことは難しいはずです。
何故なら問題は、表面意識(自覚できる範囲)ではなく深層意識(無自覚の領域)で起きているからです。

逆に言えば、深層意識の自分が強固な思い込みを手放してくれれば、表面意識の自分は特に何もしなくても、突然変化が始めることもあるのです。

この方は、この近況報告の数日後にも、プライベートで偶然のラッキーな展開があったと教えてくださいました。
どんどん軽やかになって、より幸せな人生を体験していかれることをお祈りしております^^

さてさて、明日は大晦日ですね〜
このホームページをご覧のみなさん♪
どうか、よいお年をお迎えくださいね♪♪

サイヤ