前回の記事で「八方塞がりの正体」について書きました。

八方塞がりとは‥

自分で自分を騙すことに大成功〜!!

している状態です。

自分を守るために自分についた嘘が、絶対に自分にばれないようにと、嘘に嘘を重ねていくうちに、思考や感覚や状況がコンクリートのようにガッチガチに固まってしまい、もう何がなんだかわからなくなってしまったスーパーこじらせ状態、それが八方塞がり。

ではそこから抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか。
「八方塞がりからの抜け出し方」をざっくり2つに分けてみると
【地道にコツコツ★スパルタコース】と【ふつうの★スパルタコース】があります。

【地道にコツコツ★スパルタコース】でやることは、ひたすら自分の感情を掘り下げることです。
自分掘りはネガティブな感情が鍵になります。
「ムカつく!」「ざわつく」「グサっときた‥」といった自分が気になることについて、片っ端から「何故そう感じるのか?」を掘り下げていくのです。

掘り下げ続けていくと、自分についた嘘がポロっと剥がれる瞬間がやってきて、自分の真実が手に入ります。
面白いですよ〜

例えば職場の上司が嫌で嫌で仕方がないAさんのケース。
Aさんはその上司の嫌な言動が気になりすぎて、何も手につかないほどストレスを感じていました。
「具体的にどうしたらこのストレスから解放されるのかわからない。職場を辞める選択は違う気がする。もうストレスで気が狂いそう!ギャー」
さあここで掘り下げ開始です。

「職場の上司が大嫌い」
何故嫌い?
「態度が横暴だから。見てるだけでもムカつく」
何故、横暴な態度を見ているとムカつくの?
「そんなの誰だってムカつくでしょ」
何故、横暴な態度を見ているとムカつくの?
「横暴な人を見てたらイヤな気分になるのは、誰だってそうでしょ」
誰だってそうとは限りません。何故、あなたは横暴な人を見ているとイヤな気分になるの?
「‥‥。」
何故、あなたは横暴な人を見ているとイヤな気分になるの?
「‥‥自分を見てるような気になるから、かな。‥アレ?」
あなた横暴なんですか?
「そういえば、最近彼に対して、ちょっと横暴な態度をとっていたかもしれない‥テヘ」

(スパルタ感あふれる自問自答終了。)

たいていここまで気がつくことができた時点で「職場の上司が大嫌い」な気持ちは消え去っているはずです。
もしくは「そんなことはどうでもよくなった」と感じると思います。

彼に対してしばしば横暴な態度をとってしまう自覚のあったAさんですが、そのことは、たいした問題とは思わず今までスルーしていました。
実は「自分にとって大きな問題だと分かっていたのに、たいした問題ではないことにして」自分を騙していたのです。
この「自分を騙す」は無意識でやってしまうので、やっかいなんですよね。

ネガティブな感情は自分の気を引くためのサインです。
感情をひも解いていくと、自分の真実が見つかります。
ネガティブな感情は幸せへの鍵なのです。

掘り下げに取り組むにあたって、「ムカつく!!」という強い感情だけでなく「なんとなくモヤモヤする」といったささいな感情も見逃さないでほしいのですが、最初からそれは難しいかもしれません。
でも続けていくうちに自分の微細な感覚にも気がつけるようになっていきますよ!

お次は【ふつうの★スパルタコース】。
それは‥

バンジー!!!

「自分的に絶対それはないわ〜」というアリエナイことをやってみるといいです♪
自分でガッチガチに固めたコンクリートの壁は、自分の常識から外れたことをすることで、意外とあっさり消え去ったりします。

とっとと変化を起こしたいならバンジーを飛ぶ。
地道に取り組んで行くなら自分掘り。

どちらも絶大な効果があります。どちらもやるのがオススメです^^

あ、バンジーを飛ぶは比喩ですからね!
本当にバンジー飛びに行かなくていいんですよ。
(でもホントに飛んだら、それはそれで何か変わりそう。)

とはいえ、自分の状況を「八方塞がり」と感じるまでにこじらせてしまった状況では、
「自分の感情を感じることがそもそも難しいので、自分掘りもバンジーもどこからどう取り組んだらいいのか見当もつかないッス」という方もたくさんいらっしゃるでしょう。

この記事では自分一人でできる方法をお伝えしていますが、堂々巡りになるような時は、信頼できる他人の力を借りて、取り組んでいくのが早道だと思います。

サイヤセッションであれば、まずクリアリングをしてみることをオススメします。
ガチガチのコンクリートのような感覚がヒーリングで緩むだけでなく、同時に色々な情報がでてくるので、自分の内的世界を探求するための、情報収集の手段としても使えて面白いですよ。

自分世界の謎解きゲームはハマるとけっこう楽しめます。